倉吉、白壁土蔵の町並み。赤瓦と川面が映す、レトロな里
鳥取県の中部に位置する倉吉(くらよし)は、白壁と赤瓦の土蔵が川沿いに連なる、レトロな町並みが魅力のまちです。玉川(たまがわ)のせせらぎに沿って、なまこ壁の蔵や、格子戸の町家が軒を連ね、その風情ある景観は、訪れる人をどこか懐かしい気持ちにさせます。城下町・宿場町として栄えた、倉吉の白壁土蔵の町並みをご案内します。
白い壁、赤い瓦、ゆるやかな川の流れ。倉吉の町並みは、時の流れがふと止まったかのような、静かな美しさをたたえています。
白壁土蔵群|玉川沿いのレトロな景観
倉吉を代表する景観が、玉川沿いに連なる白壁土蔵群です。江戸時代から明治にかけて建てられた土蔵や商家が、清らかな小川に沿って軒を並べます。白い漆喰の壁と、赤褐色の石州瓦(せきしゅうがわら)、そして焼き杉板の黒のコントラストが美しく、川面に映る蔵の姿は、絵のような風情。蔵と蔵をつなぐ小さな石橋が架かり、散策に趣を添えています。この一帯は、打吹玉川(うつぶきたまがわ)として、国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。古い蔵を生かしたカフェやショップ、工芸の店もあり、町歩きをいっそう楽しいものにしてくれます。
見どころ|町並みを楽しむ
倉吉には、白壁土蔵群のほかにも、歴史と暮らしの薫りが残る見どころが点在しています。のんびり散策が似合うまちです。
- 白壁土蔵群— 玉川沿いに連なる、なまこ壁の蔵と石橋。
- 赤瓦の蔵— 醤油蔵などを生かした、店や資料館。
- レトロな商店街— 昭和の面影を残す、味わい深い通り。
白壁土蔵群の蔵は、ただ眺めるだけのものではありません。醤油や酒の醸造蔵を生かした店では、できたての品を味わったり買い求めたりでき、蔵の中の凛とした空気も心地よいもの。古い建物を改装したカフェでは、川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした時間を過ごせます。打吹公園のふもとに広がるこの一帯は、桜や紅葉の季節にはいっそう美しく彩られます。観光地化されすぎていない、素朴であたたかな町の空気が、倉吉ならではの魅力です。
城下のなごりと、まちの彩り
倉吉は、かつて打吹山に城が築かれ、その城下町として発展しました。城下町と、伯耆(ほうき)地方の物資が集まる商業地としての歴史が、この豊かな町並みを育んだのです。白壁土蔵群を歩けば、醤油や酒の醸造蔵を生かした店、地元の工芸品を扱う店などが点在し、のぞいて回るのが楽しいもの。倉吉は、フィギュアの展示で人気の施設や、レトロな雰囲気が映えるスポットとしても近年注目を集めています。歴史ある町並みと、新しい楽しみが溶け合う倉吉は、ゆっくり歩いて、その魅力を味わいたいまちです。
めぐり方と、アクセス
倉吉へは、JR山陰本線の倉吉駅からバスで、白壁土蔵群のある中心部へ向かいます。町並みはコンパクトにまとまっており、徒歩でゆっくりめぐれます。古い蔵を生かしたカフェで休憩したり、工芸品を探したりと、思い思いに楽しめます。三朝温泉や、鳥取砂丘、大山とあわせて、鳥取の旅に倉吉の町並みを組み込んでみてください。どこか懐かしい風情が、心を和ませてくれます。
旅のメモ
- エリア
- 鳥取県倉吉市
- 見どころ
- 白壁土蔵群・赤瓦の蔵・レトロな商店街
- 特徴
- 重要伝統的建造物群保存地区
- あわせて
- 三朝温泉・鳥取砂丘・大山と