足利、日本最古の学校と藤の花。歴史と花のまち
栃木県の南西部、渡良瀬川のほとりに広がる足利(あしかが)は、深い歴史と、四季の花が彩るまちです。室町幕府を開いた足利氏ゆかりの地であり、「日本最古の学校」とされる足利学校が今も残ります。春には、世界が認めた大藤が咲き誇るフラワーパークが多くの人を魅了します。学びの歴史と、花の絶景——歴史と花のまち・足利をご案内します。
学びの灯がともされた、日本最古の学校。咲き誇る大藤の滝。足利には、時を超えて受け継がれる、美しいものがあります。
足利学校|日本最古の学校
足利を象徴するのが、「日本最古の学校」として知られる足利学校です。その起源は諸説あるものの、室町時代には、全国から多くの学徒が集う、学問の中心地として栄えました。戦国の世には、ここで学んだ者たちが各地で活躍し、宣教師フランシスコ・ザビエルも、その存在を「日本国中最も大にして最も有名な坂東(ばんどう)の大学」と海外に紹介したと伝わります。今も、孔子を祀る孔子廟や、当時の学びの場をしのばせる建物、庭園が残されています。静かな佇まいのなかに身を置けば、何百年もの昔から続く、学びの精神が伝わってくるようです。歴史好きならずとも、訪れる価値のある場所です。
見どころ|歴史と花をめぐる
足利には、歴史を伝える名所と、四季の花の名所が点在しています。あわせてめぐりたい見どころです。
- 足利学校— 日本最古の学校。孔子廟や庭園が残る。
- 鑁阿寺— 足利氏の館跡に立つ、堀に囲まれた古刹。
- あしかがフラワーパーク— 大藤やイルミネーションの名所。
鑁阿寺は、足利氏の祖が館を構えた地に立つ古刹で、周囲をぐるりと堀と土塁が囲んでいます。これは、寺というより、中世の武士の館そのものの姿。四方の門から境内に入ると、どっしりとした本堂や、樹齢600年を超える大イチョウがそびえ、静かで荘厳な空気に包まれます。足利学校とは目と鼻の先にあるため、あわせて歩けば、学問と武家、二つの歴史を一度に感じられます。古都を思わせる落ち着いた町並みを、のんびり散策するのもおすすめです。
大藤の花と、歴史散策
足利の春を彩るのが、あしかがフラワーパークの大藤です。樹齢150年を超える大藤が、まるで紫の滝のように咲き誇る光景は、まさに圧巻。世界的なニュースメディアにも「世界の夢の旅行先」として選ばれ、国内外から多くの人が訪れます。藤のほか、四季折々の花が園内を彩り、冬には光のイルミネーションも人気です。足利学校のすぐ隣には、足利氏の館跡に立つ鑁阿寺(ばんなじ)があり、堀と土塁に囲まれた境内は、中世の武家屋敷の面影を今に伝えます。歴史ある町並みも残り、レトロな散策が楽しめます。学びと花、歴史が溶け合う足利は、一日かけてめぐりたいまちです。
めぐり方と、アクセス
足利へは、JRや東武鉄道でアクセスでき、東京から日帰りも可能です。足利学校や鑁阿寺は市街地にまとまっており、徒歩でめぐれます。あしかがフラワーパークは少し離れた場所にあり、藤の見頃の春やイルミネーションの冬には専用の駅も賑わいます。大藤の見頃は4月下旬から5月上旬。日光や、栃木の蔵の街とあわせて、栃木の歴史と花をめぐる旅に、足利を加えてみてください。
旅のメモ
- エリア
- 栃木県足利市
- 見どころ
- 足利学校・鑁阿寺・あしかがフラワーパーク
- 大藤の見頃
- 4月下旬〜5月上旬
- あわせて
- 日光・栃木の蔵の街と