諏訪大社

諏訪大社と諏訪湖。御柱が伝える、信濃の古社

信州の中央、諏訪湖のほとりに鎮座する諏訪大社(すわたいしゃ)は、全国に一万社以上あるといわれる諏訪神社の総本社です。その歴史は古く、日本最古の神社のひとつともいわれます。七年に一度の勇壮な御柱祭(おんばしらさい)、湖の冬に現れる神秘の御神渡り(おみわたり)——信仰と自然が織りなす、聖地・諏訪をご案内します。

巨木を山から里へ曳き、神の宿る柱を建てる。諏訪大社の御柱祭は、人々の信仰の力が結集する、命がけの神事です。

諏訪大社|四つのお宮を持つ古社

諏訪大社は、諏訪湖をはさんで、上社(かみしゃ)の本宮・前宮、下社(しもしゃ)の春宮・秋宮という、四つのお宮から成り立っています。古来、農耕や水、風の神として、また武勇の神として、人々の篤い信仰を集めてきました。本殿を持たず、自然そのものを御神体とする古い信仰の形を今に伝えるお宮もあり、神社の原初の姿をしのばせます。それぞれのお宮には、見事な彫刻が施された社殿や、四隅に立つ巨大な御柱があり、めぐり歩くことで、諏訪信仰の奥深さに触れられます。荘厳な杜のなかで、悠久の歴史を感じてみてください。

諏訪湖
諏訪大社が見守る諏訪湖。信仰と自然の聖地。

見どころ|御柱と諏訪湖

諏訪には、神事と自然が生んだ、印象深い見どころが点在します。それぞれに諏訪ならではの物語があります。

  • 御柱祭— 七年に一度、巨木を曳き建てる勇壮な神事。
  • 御神渡り— 厳冬の諏訪湖の氷が、せり上がる神秘の現象。
  • 諏訪湖の花火— 湖上を彩る、夏の盛大な花火大会。

四つのお宮は、それぞれに趣が異なります。御柱を間近に見られるお宮、彫刻が見事な社殿を構えるお宮、自然の山や木を御神体とする古い形を残すお宮——めぐり歩くことで、諏訪信仰の幅広さと奥深さが見えてきます。四社すべてを参拝する「四社まいり」は、諏訪を訪れる人の楽しみのひとつ。専用の記念品が用意されているお宮もあります。杜の静けさのなかで手を合わせれば、古来この地に根づいてきた、自然への畏敬の念が静かに伝わってきます。

御柱祭と、諏訪湖の四季

諏訪大社の名を全国に知らしめているのが、七年に一度行われる御柱祭です。山から切り出した樅(もみ)の巨木を、氏子たちが人力で里まで曳き、お宮の四隅に建てる、勇壮かつ命がけの神事。急坂を巨木とともに滑り降りる「木落とし」は、見る者の手に汗握る迫力です。一方、諏訪湖は四季折々に表情を変え、夏は湖上の花火大会、冬は厳しい冷え込みのなかで湖の氷がせり上がる「御神渡り」が見られることもあります。湖畔には温泉も湧き、信仰と自然、そして癒やしが一度に楽しめます。

めぐり方と、アクセス

諏訪へは、新宿から特急あずさで二時間半ほど、上諏訪駅や下諏訪駅が拠点です。四つのお宮は離れているので、車やバスを使うとめぐりやすいでしょう。御柱祭は寅と申の年に行われる特別な神事。諏訪湖の花火は夏、御神渡りは厳冬期にまれに見られます。上諏訪温泉に泊まって、湖と古社をゆっくりめぐるのもおすすめ。松本や上高地とあわせて、信州の旅に諏訪を組み込んでみてください。

旅のメモ

エリア
長野県諏訪市・下諏訪町ほか
見どころ
諏訪大社四宮・諏訪湖・御柱(7年に一度)
名物
上諏訪温泉・諏訪湖の花火
あわせて
松本・上高地と
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