薩摩の味、黒豚とさつま揚げ。鹿児島、滋味あふれる食
温暖な気候と豊かな大地に恵まれた鹿児島は、滋味あふれる食の宝庫。薩摩の風土が育てた、力強くも上品な味がそろいます。
鹿児島黒豚|やわらかく、甘い
さつまいもを与えて育てる鹿児島黒豚は、やわらかな肉質と、脂の上品な甘みが自慢。しゃぶしゃぶでさっぱりと、あるいはサクサクのとんかつで、その質の高さをじっくり味わえます。
さつま揚げと、鶏飯
魚のすり身をふんわり練り上げて揚げる「さつま揚げ」は、土産にも喜ばれる定番。鶏のだしをかけてさらさらといただく奄美の郷土食「鶏飯(けいはん)」も、やさしい味わいで人気です。
鹿児島黒豚が、おいしい理由
鹿児島黒豚のルーツは、約400年前に琉球から伝わったとされる在来種です。さつまいもを与えて育てる独自の肥育法により、肉質はきめ細かく締まり、脂は驚くほど甘くあっさりとしています。「かごしま黒豚」を名乗るには厳格な基準があり、その品質は折り紙つき。歯切れのよい食感は、一度味わうと忘れられません。
味わい方いろいろ
- しゃぶしゃぶ— 脂の甘みと肉のうまみを、いちばんシンプルに味わえる。
- とんかつ— サクッと揚げた衣と、ジューシーな肉のコントラスト。
- 角煮・黒豚鍋— とろけるやわらかさで、黒豚の真価を堪能。
黒豚だけじゃない、薩摩の食
鹿児島の食卓は、黒豚のほかにも個性ゆたかです。魚のすり身を揚げた「さつま揚げ」、鶏だしをかけてさらりといただく奄美の「鶏飯」、きびなごの刺身、そして締めには芋焼酎。海と大地、島々の恵みが一堂に会するのが、薩摩の食の豊かさです。
どこで味わう?
黒豚は鹿児島市内の専門店や、繁華街・天文館の飲食店で味わえます。旅の食事に組み込むのはもちろん、ハムやソーセージなどの加工品は土産にも好適。桜島や指宿の観光とあわせて、薩摩の味覚を心ゆくまで楽しんでください。
薩摩の食文化と、黒豚の歴史
鹿児島が養豚と深く結びついてきた背景には、温暖な気候とサツマイモの存在があります。シラス台地でやせた土地でも育つサツマイモは、人の主食であると同時に家畜の飼料にもなり、黒豚を育てる土台となりました。幕末には薩摩藩が西郷隆盛らを通じて豚肉食を広めたともいわれ、豚を食べる文化が早くから根づいていたのです。土地の事情と歴史が結びついて、今日の黒豚文化が形づくられてきました。
旅のおみやげには、黒豚の加工品が喜ばれます。ハムやソーセージ、味噌漬け、レトルトの角煮など、持ち帰りやすく日持ちのする品が充実しています。鹿児島中央駅や空港の売店、天文館の専門店などで手に入るので、自宅でも薩摩の味を楽しめます。あわせて、芋焼酎やさつま揚げ、かるかんなどの銘菓を選べば、食卓がまるごと鹿児島気分に。食を通じて、薩摩の豊かな風土を持ち帰ってみてください。
黒豚をはじめ、さつま揚げや鶏飯、きびなご、そして芋焼酎と、薩摩の食は奥深く豊かです。桜島や指宿の観光とあわせて、鹿児島の味覚を心ゆくまで楽しんでください。ハムやソーセージなどの黒豚の加工品は、日持ちもよく、おみやげにもたいへん喜ばれます。
旅のメモ
- エリア
- 鹿児島県(鹿児島市・奄美ほか)
- 名物
- 黒豚・さつま揚げ・鶏飯
- 楽しみ方
- 黒豚しゃぶしゃぶ・とんかつ
- あわせて
- 桜島の絶景と