大洗、海の幸とあんこう鍋。荒磯に立つ鳥居の町
茨城県の太平洋岸に位置する大洗(おおあらい)は、海の恵みと、雄大な景色にあふれた港町です。冬には「西のふぐ、東のあんこう」とうたわれる、あんこう鍋が町を彩り、市場には四季折々の新鮮な魚介が並びます。荒波の岩礁に立つ神磯(かみいそ)の鳥居は、ご来光の名所として名高い絶景。海の幸と海の景色を、たっぷり味わえる大洗をご案内します。
荒磯に立つ鳥居から昇る朝日、湯気を立てるあんこう鍋。大洗には、海とともに暮らす町ならではの豊かさがあります。
あんこう鍋|大洗の冬の味覚
大洗の冬を代表するごちそうが、あんこう鍋です。あんこうは「七つ道具」と呼ばれ、身はもちろん、皮や胃袋、そして濃厚なあん肝に至るまで、捨てるところがほとんどない魚。コラーゲンたっぷりの身と、とろけるようなあん肝から出るうまみが、鍋つゆに溶け出し、滋味あふれる味わいになります。地元では、あんこうのうまみを凝縮させた「どぶ汁」という郷土料理も親しまれてきました。寒い季節に、海を眺めながらいただくあんこう鍋は、大洗ならではの冬の贅沢です。
見どころ|海を楽しむスポット
大洗には、海の幸を味わうだけでなく、海の景色や生きものに親しめる場所が点在しています。家族連れにも人気の町です。
- 神磯の鳥居— 荒磯にたたずむ鳥居。日の出の絶景で名高い。
- めんたいパーク・市場— 新鮮な魚介や名産品が並ぶ、海の台所。
- アクアワールド大洗— サメの飼育種数が豊富な、人気の水族館。
港の市場や直売所では、その日に水揚げされたばかりの魚介が、活気ある声とともに並びます。あんこうのほか、しらすやはまぐり、生がきなど、季節ごとの旬の味も豊富。買ったその場で焼いて食べられる店もあり、潮の香りのなかで頬張る海の幸は格別です。アクアワールド大洗は、サメの種類の多さで知られる大型水族館で、迫力のショーも人気。海を味わい、海の生きものに親しめる、家族みんなで一日楽しめる町です。
海とともにある、大洗の町
大洗の海岸線は、岩礁あり、砂浜ありと変化に富み、夏は海水浴やサーフィンでにぎわいます。マリンタワーからは、太平洋と港町を一望でき、晴れた日には遠く富士山が見えることも。北海道へ向かうフェリーの発着港でもあり、旅情をかき立てます。新鮮な海の幸を市場で買い求めたり、その場で味わったり、海辺を散策したり——海と深く結びついた町の暮らしが、訪れる人をやさしく迎えてくれます。都心から日帰りもできる、身近な海の旅先です。
めぐり方と、アクセス
大洗へは、東京から高速バスや、水戸経由の鹿島臨海鉄道でアクセスでき、車でも訪ねやすい立地です。あんこう鍋は11月から3月頃が旬で、この季節をねらって訪ねるのがおすすめ。神磯の鳥居からの日の出は、一年を通して楽しめます。水戸の偕楽園や、ひたち海浜公園とあわせて、茨城の旅に大洗の海を組み込んでみてください。新鮮な海の幸が、きっと旅を豊かにしてくれます。
旅のメモ
- エリア
- 茨城県大洗町
- 見どころ
- 神磯の鳥居・市場・アクアワールド大洗
- 名物
- あんこう鍋・海の幸(旬は冬)
- あわせて
- 水戸・ひたち海浜公園と