飛騨高山の古い町並みと飛騨牛。山あいの小京都を歩く
飛騨の山あいにある高山(たかやま)は、「飛騨の小京都」とも呼ばれる、風情ある城下町です。江戸時代の趣を色濃く残す古い町並みが、訪れる人を旅情へと誘います。格子戸の町家、香り立つ酒蔵、とろける飛騨牛、活気あふれる朝市——山あいの小京都・高山の魅力を、たっぷりとご案内します。海外からの観光客にも人気の、日本情緒あふれる町です。
古い町並みと、朝市
格子戸の町家や、造り酒屋が連なる「さんまち通り」は、まさに江戸時代にタイムスリップしたかのような佇まいです。軒先には、新酒ができたことを知らせる「杉玉」が下がり、しっとりとした風情が漂います。早起きをして、宮川や陣屋前で開かれる朝市をのぞけば、地元の新鮮な野菜や、漬物、民芸品との出会いも楽しめます。地元の人々との、温かな交流も、朝市ならではの魅力です。
飛騨牛と、食べ歩き
きめ細かな霜降りと、とろけるような食感が自慢の飛騨牛は、高山グルメの主役です。にぎり寿司や、串焼き、コロッケなど、食べ歩きでも気軽に味わえるのがうれしいところ。とろりとした脂の甘みと、肉のうまみが口いっぱいに広がります。また、甘辛い醤油だれの香ばしい「みたらしだんご」も、高山の食べ歩きの定番。古い町並みを歩きながら、飛騨ならではの味覚を、心ゆくまで楽しめます。
高山の文化と、祭り
高山は、食や町並みだけでなく、文化や祭りも見どころです。春と秋に開かれる「高山祭」は、京都の祇園祭などと並ぶ日本三大美祭のひとつ。豪華絢爛な屋台が町を巡行し、からくり人形が披露されます。匠の技が光る屋台は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。白川郷や、下呂温泉も近く、飛騨地方の旅の拠点に最適。山あいの小京都・高山で、日本の伝統美を満喫してください。
高山陣屋と、城下町の歴史
飛騨高山が、これほど風情ある町並みを今に残しているのには理由があります。江戸時代、飛騨は幕府の直轄領(天領)となり、その豊かな森林資源が幕府に重んじられました。代官所であった「高山陣屋」は、全国で唯一現存する貴重な遺構で、当時の政治や暮らしの様子を今に伝えています。商人たちが栄え、洗練された町人文化が育まれたことが、格子戸の美しい町家や、酒蔵の連なる町並みを生み出したのです。
飛騨の匠と呼ばれる優れた職人の技も、古くからこの地に受け継がれてきました。その技術は、高山祭の屋台や、社寺建築にも生かされています。
高山のめぐり方と、アクセス
高山の古い町並みは、徒歩でゆっくりめぐるのがおすすめです。さんまち通りの散策や、朝市での買い物、飛騨牛の食べ歩き、酒蔵めぐりと、楽しみは尽きません。少し足を延ばせば、合掌造りの白川郷や、名湯・下呂温泉、奥飛騨温泉郷へもアクセスできます。
高山へは、名古屋や富山から高山本線でアクセスでき、特急列車の旅情も楽しめます。山あいの小京都・高山を拠点に、飛騨地方の歴史と自然、食、祭りの文化を満喫してください。日本情緒あふれる町並みは、何度訪れても新鮮な感動を与えてくれます。
旅のメモ
- エリア
- 岐阜県高山市
- 見どころ
- 古い町並み・朝市・高山祭
- 名物
- 飛騨牛・みたらしだんご・地酒
- あわせて
- 白川郷・下呂温泉へも