名峰・大山と三徳山。鳥取、信仰と自然が織りなす山々
砂丘のイメージが強い鳥取ですが、内陸には、古くから信仰を集めてきた、雄大な名峰がそびえます。自然と祈りが一体となった、山の表情に出会えるのも、鳥取の魅力。美しい裾野を広げる名峰・大山(だいせん)と、断崖に建つ国宝・三徳山(みとくさん)投入堂——信仰と自然が織りなす、鳥取の山々をご案内します。砂丘とはまったく違う、荘厳で雄大な世界が広がっています。
大山|伯耆富士と呼ばれる、名峰
美しい裾野を、なだらかに広げる大山は、その姿が富士山に似ていることから「伯耆富士(ほうきふじ)」とも称される、中国地方の最高峰です。古くから、山そのものが信仰の対象とされ、大山寺(だいせんじ)を中心に、山岳信仰が栄えました。登山や、トレッキングはもちろん、ふもとに広がる、牧歌的な高原を歩くだけでも、爽快。新緑、紅葉、そして冬の雪景色と、四季折々に、美しい姿を見せてくれます。
三徳山投入堂|断崖に建つ、国宝
三徳山の、切り立った断崖のくぼみに建つ、国宝・投入堂(なげいれどう)は、どうやって建てたのか、今もはっきりとは分かっていない、神秘の建築です。役行者(えんのぎょうじゃ)が、法力で、お堂を投げ入れたという伝説も。この投入堂は、険しい行者道(ぎょうじゃみち)を、自らの手足で登った先でしか、間近に拝むことができません。まさに、山岳信仰の厳しさと、祈りの深さを、体感できる聖地です。
鳥取の、山の魅力を満喫
大山や、三徳山は、自然と信仰、両方の魅力を持つ、鳥取の名山です。大山では、雄大な自然の中での、ハイキングや、絶景ドライブが楽しめます。三徳山の参拝路は、本格的な山道のため、相応の装備と、心構えが必要ですが、その分、たどり着いたときの感動は格別。三朝温泉も近く、登拝のあとに、湯で疲れを癒すこともできます。鳥取砂丘とあわせて、鳥取の多彩な自然を、満喫してください。
大山信仰と、山岳の歴史
大山が古くから信仰を集めてきたのには、その雄大で美しい姿があります。なだらかな裾野を広げる大山は、地域の人々にとって、まさに神の宿る山でした。奈良時代に大山寺が開かれて以来、山岳信仰と仏教が結びつき、大山は中国地方を代表する一大霊場として栄えました。最盛期には、多くの僧坊が立ち並び、修行の場としてにぎわったといわれます。山そのものを敬う心が、豊かな自然を守り、今に伝えてきたのです。一方、三徳山の投入堂は、どうやって断崖に建てたのか今も謎とされる神秘の建築で、険しい行者道を登った先でしか拝めない、山岳信仰の厳しさを伝える聖地です。
「伯耆富士」と称される名峰・大山と、断崖に建つ国宝・投入堂。砂丘とはまったく違う、信仰と自然が織りなす荘厳な世界が広がっています。
山の楽しみ方と、アクセス
大山では、登山やトレッキング、ふもとの高原を歩く散策、絶景ドライブなどが楽しめます。新緑、紅葉、雪景色と、四季折々に美しい姿を見せてくれます。三徳山の参拝路は本格的な山道のため、相応の装備と心構えが必要です。近くの三朝温泉で、登拝のあとに湯で疲れを癒すこともできます。
大山や三徳山へは、米子や倉吉方面から車などでアクセスできます。鳥取砂丘とあわせて、鳥取の多彩な自然を満喫してください。
旅のメモ
- エリア
- 鳥取県大山町・三朝町
- 見どころ
- 大山・三徳山投入堂(国宝)
- 注意
- 投入堂への参拝路は本格的な山道
- あわせて
- 鳥取砂丘・三朝温泉と