津和野。山陰の小京都、赤瓦と鯉が泳ぐ城下町
島根の西端、山あいにある津和野(つわの)は、「山陰の小京都」と呼ばれる、風情あふれる城下町です。掘割(ほりわり)を泳ぐ、色とりどりの鯉、赤瓦と、白壁が美しい町並み、山腹に朱く連なる鳥居——どこを切り取っても絵になる、津和野の魅力をご案内します。こぢんまりとした町ですが、歴史と文化、自然が凝縮された、しっとりとした、大人の散策が楽しめる場所です。
掘割の鯉と、赤瓦の城下町
津和野のシンボルといえば、城下町の、殿町(とのまち)通りの掘割を、優雅に泳ぐ、たくさんの鯉です。その数は、住民よりも多いといわれるほど。白壁の土塀や、赤瓦の武家屋敷、教会などが立ち並ぶ、美しい町並みと、掘割の鯉が織りなす風景は、まさに「山陰の小京都」の名にふさわしい趣。和菓子の名店や、安野光雅美術館など、文化的な見どころも点在し、のんびりと散策が楽しめます。
太皷谷稲成神社|朱く連なる、千本鳥居
津和野の町を見守るように、山腹に鎮座するのが、太皷谷稲成(たいこだにいなり)神社です。日本五大稲荷のひとつに数えられ、参道には、約千本もの朱い鳥居が、トンネルのように連なります。鳥居をくぐりながら、参道を上れば、津和野の、美しい町並みを、一望できます。商売繁盛や、願望成就のご利益で知られ、「いなり」ではなく「いなり」と、ご飯を意味する漢字を使うのも、特徴的です。
津和野の、文化と歴史
津和野は、文豪・森鴎外(もりおうがい)や、哲学者・西周(にしあまね)のふるさととしても知られ、ゆかりの旧居が残ります。SLが走る、観光列車「SLやまぐち号」の終着駅としても人気。山口の萩(はぎ)とも近く、あわせて訪れる人も多くいます。出雲大社や、石見銀山とは、また違った、文化の香り高い、津和野の城下町。山陰の小京都で、風情ある町歩きを、ぜひ楽しんでください。
津和野の歴史と、文人のふるさと
津和野は、亀井氏の城下町として栄えた、歴史ある町です。山城・津和野城の跡が町を見下ろし、ふもとには藩校・養老館も残ります。この小さな町は、多くの優れた人材を輩出したことでも知られ、文豪・森鷗外や、「哲学」という言葉を生んだ西周(にしあまね)のふるさとでもあります。彼らの旧居や記念館が残り、文学・文化の薫り高い町歩きが楽しめます。掘割を泳ぐ鯉、赤瓦と白壁の町並み、山腹に連なる朱の鳥居——どこを切り取っても絵になる風景が、「山陰の小京都」と称される所以です。
こぢんまりとした町ながら、歴史と文化、自然が凝縮されており、しっとりとした大人の散策が楽しめます。
津和野のめぐり方と、アクセス
津和野の町は、コンパクトにまとまっているため、徒歩やレンタサイクルでゆっくりめぐるのがおすすめです。殿町通りの散策や、太皷谷稲成神社の参拝、和菓子「源氏巻」の食べ歩きなど、楽しみが詰まっています。蒸気機関車が走る観光列車「SLやまぐち号」の終着駅としても人気です。
津和野へは、JR山口線でアクセスでき、山口の萩とあわせて訪れる人も多くいます。出雲大社や石見銀山とはまた違った、文化の香り高い津和野の城下町で、風情ある町歩きを、ぜひ楽しんでください。
旅のメモ
- エリア
- 島根県津和野町
- 見どころ
- 殿町通りの掘割と鯉・太皷谷稲成神社
- 名物
- 源氏巻・SLやまぐち号
- あわせて
- 萩・石見銀山と