滋賀県・食

近江牛と湖国の味。琵琶湖が育てた、滋賀のごちそう

滋賀(近江)は、日本最古の歴史を持つともいわれるブランド牛・近江牛(おうみうし)のふるさとであり、琵琶湖の幸に恵まれた、食の宝庫です。とろけるような和牛から、湖ならではの独特の食文化まで——「湖国(ここく)」滋賀が育てた、ごちそうをご案内します。近江商人が行き交った歴史ある土地ならではの、奥深い味の世界が、旅の楽しみを、いっそう豊かにしてくれます。

近江牛|とろける、霜降りの和牛

近江牛は、神戸牛、松阪牛と並ぶ「日本三大和牛」のひとつに数えられ、400年以上の歴史を持つとされる、最高峰のブランド牛です。きめ細かな霜降りと、まろやかでとろけるような、上質な脂が身上。すき焼きや、ステーキ、しゃぶしゃぶで味わえば、その芳醇な旨みに、思わず笑みがこぼれます。彦根や、近江八幡の城下町には、近江牛の名店が点在し、本場ならではの極上の一皿を堪能できます。

ふなずしと、湖魚の文化

琵琶湖は、固有種を含む、豊かな湖魚の宝庫です。なかでも「ふなずし」は、ニゴロブナを、塩と米飯で長期間発酵させた、なれずしの一種で、滋賀を代表する伝統食。独特の強い風味は、好き嫌いが分かれますが、酒の肴として、また日本の発酵食文化の原点として、珍重されています。このほか、小鮎や、もろこの佃煮、えび豆など、湖魚を使った郷土料理は、湖国ならではの、滋味あふれる味わいです。

近江の、食文化を楽しむ

滋賀の食は、近江牛や湖魚だけにとどまりません。近江米や、赤こんにゃく、丁稚羊羹(でっちようかん)といった和菓子、そして地酒など、近江商人が育てた、豊かな食文化が息づいています。「始末してきばる(無駄をなくして精を出す)」という近江商人の精神は、食を大切にする心にも通じます。琵琶湖の絶景や、彦根城とあわせて、湖国・滋賀の奥深い味覚を、心ゆくまで味わってください。

近江牛と、近江商人の食文化

近江牛が日本最古ともいわれる歴史を持つのには、理由があります。肉食が一般的でなかった江戸時代から、近江では牛肉を「養生薬」として加工し、味噌漬けにして将軍家に献上していたと伝わります。その下地があったため、明治の文明開化とともに、いち早く牛肉食が広まったのです。また、滋賀は「近江商人」を多く輩出した土地。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の精神で全国を商いした近江商人は、各地の食文化を持ち帰り、近江の食を豊かにしました。「始末してきばる(無駄をなくして精を出す)」という商人の精神は、食を大切にする心にも通じています。

とろけるような近江牛、発酵食の原点ともいわれるふなずし、湖魚の佃煮。琵琶湖と歴史が育てた、湖国ならではの滋味あふれる味わいです。

近江の味めぐりと、アクセス

近江牛は、彦根や近江八幡の城下町に名店が点在し、すき焼きやステーキで本場の極上の一皿を堪能できます。近江米や、赤こんにゃく、丁稚羊羹といった和菓子、地酒など、味わいどころも豊富です。

滋賀へは、京都から至近で、新幹線の米原駅も玄関口です。琵琶湖の絶景や、国宝・彦根城とあわせて、湖国・滋賀の奥深い味覚を、心ゆくまで味わってください。京都観光とあわせて訪れるのにも便利です。

旅のメモ

エリア
滋賀県(彦根・近江八幡ほか)
名物
近江牛・ふなずし・湖魚の佃煮・近江米
楽しみ方
城下町で近江牛を堪能
あわせて
琵琶湖・彦根城と
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