岩手県・温泉

花巻温泉郷と宮沢賢治のふるさと。山あいに湧く、文学の里

岩手・花巻は、豊かな自然に抱かれた温泉の里であり、詩人・童話作家、宮沢賢治のふるさとです。山あいに湧く名湯で旅の疲れを癒し、賢治が夢見た理想郷の世界に思いを馳せる——湯と文学が静かに息づく、心安らぐ土地です。温泉でくつろぎ、文学に触れる。二つの旅を一度に味わえるのが、花巻ならではの魅力です。

花巻温泉郷|渓流沿いの、いで湯

花巻温泉郷は、豊沢川の渓谷沿いに大小の温泉が点在する湯の里です。広々とした庭園を持つ大型の温泉地から、混浴の岩風呂で知られる秘湯まで、その表情は実に多彩。自然に包まれて湯に浸かれば、川のせせらぎと木々のざわめきが、心からの安らぎを与えてくれます。泉質も多様で、湯めぐりを楽しめるのも魅力。四季折々の渓谷美を眺めながらの入浴は、まさに至福のひとときです。

宮沢賢治の、イーハトーブ

花巻は、賢治が理想郷を「イーハトーブ」と名づけ、創作の源泉とした土地です。宮沢賢治記念館では、『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』などを生んだ賢治の世界観や、農業・科学・芸術にまたがる多彩な活動に触れられます。隣接する童話村では、賢治の作品をモチーフにした幻想的な空間が広がり、大人も子どもも物語の中に迷い込んだような気分に。賢治を愛する人なら、一日中いても飽きません。

湯と文学、二つの旅を一度に

花巻の魅力は、温泉と文学という、性格の異なる二つの楽しみを同時に味わえること。昼は賢治ゆかりの地をめぐり、夜は名湯で体をほぐす。そんな贅沢な過ごし方ができます。花巻はわんこそばなど岩手グルメの拠点でもあり、新幹線や空港からのアクセスも良好。平泉や盛岡とあわせて、岩手の旅の中心に据えるのにふさわしい、懐の深い土地です。

宮沢賢治の生涯と、花巻のゆかりの地

宮沢賢治は、1896年に花巻で生まれ、農学校の教師や、農民の生活向上に尽くす活動のかたわら、数多くの詩や童話を残しました。生前はほとんど評価されませんでしたが、その作品は没後に広く読まれるようになり、今や国民的な作家となっています。花巻には、記念館や童話村のほか、賢治が設計した「羅須地人協会」の建物や、ゆかりの場所が点在し、その理想と人物像を肌で感じられます。

賢治が思い描いた理想郷「イーハトーブ」は、岩手の自然そのものがモデルとされます。花巻の風景を歩けば、賢治の作品に流れる、やさしくも力強い世界観の源泉に触れられるはずです。

温泉宿の楽しみと、アクセス

花巻温泉郷には、庭園自慢の大型旅館から、自炊もできる湯治宿、秘湯の風情漂う一軒宿まで、さまざまなタイプの宿が揃います。目的や予算に合わせて選べるのも魅力。渓流のせせらぎを聞きながらの露天風呂は、旅の疲れをやさしく癒してくれます。

花巻へは、東北新幹線の新花巻駅や、いわて花巻空港からアクセスできます。わんこそばなど岩手のグルメや、世界遺産・平泉、城下町・盛岡とあわせれば、岩手の旅の拠点に最適。湯と文学、二つの旅を一度に味わえる花巻で、心安らぐ時間を過ごしてください。

旅のメモ

エリア
岩手県花巻市
見どころ
花巻温泉郷・宮沢賢治記念館・童話村
泉質
多彩(渓流沿いの名湯)
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