白鷺城・姫路城。世界遺産の名城、白亜の天守を仰ぐ
白漆喰の白壁が、まるで白鷺(しらさぎ)が羽を広げたよう——「白鷺城(しらさぎじょう)」と称される姫路城は、日本で最初に世界遺産に登録された名城のひとつです。戦火や、地震をくぐり抜け、創建時の優美な姿を、今に伝えています。現存天守の最高傑作とされる、白亜の城の魅力と、城下町の楽しみ方をご案内します。一度は仰ぎ見たい、日本を代表する美しい城です。
白亜の天守|現存天守の最高傑作
姫路城の大天守は、戦災や、震災をまぬがれ、江戸時代初期の姿をよく残す、貴重な現存天守です。その美しさと、保存状態のよさから、現存天守の最高傑作とも評されます。白く輝く五重の天守を中心に、小天守を渡櫓(わたりやぐら)でつないだ「連立式」の構造は、見る角度によって、さまざまな表情を見せます。また、城内へと続く、迷路のように入り組んだ通路は、難攻不落の名城ならではの、防御の知恵の結晶です。
城下町と、季節の彩り
姫路城の魅力は、城そのものだけではありません。春は、約1000本の桜が、白い城を華やかに彩り、その美しさは格別です。秋の紅葉も見事。城の西隣には、趣の異なる九つの庭からなる、池泉回遊式の日本庭園「好古園(こうこえん)」もあり、城めぐりとあわせて、ゆったりとした時間を過ごせます。四季折々に表情を変える、白鷺城の美しさを、心ゆくまで堪能できます。
姫路を、めぐる
姫路城は、駅から、まっすぐ伸びる大通りの正面にそびえ、アクセスも抜群です。城下町には、姫路の名物・姫路おでんや、穴子料理を楽しめる店も点在。少し足を延ばせば、「日本の三大薬師」のひとつ、書写山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)もあり、映画のロケ地としても知られます。神戸や、有馬温泉とあわせて、世界遺産の名城を擁する姫路を、ぜひ訪れてみてください。
姫路城の歴史と、平成の大修理
姫路城の起源は古く、現在の壮麗な姿に整えられたのは、江戸時代初期、池田輝政によるものです。以後、戦災や大地震をくぐり抜け、奇跡的に創建時の姿をとどめてきました。2009年から約5年半をかけて行われた「平成の修理」では、屋根の葺き替えや、白漆喰の塗り直しが施され、白さがいっそうよみがえりました。その白く輝く姿から「白すぎ城」と話題になったほどです。何百年もの間、職人たちの手で守り継がれてきた美しさが、今も私たちを迎えてくれます。
迷路のように入り組んだ城内の通路や、随所に設けられた防御の仕掛けには、難攻不落の名城ならではの知恵が息づいています。
城下町のグルメと、アクセス
姫路城の城下町では、おでんを生姜醤油で味わう「姫路おでん」や、瀬戸内の穴子料理など、ご当地の味が楽しめます。城のすぐ近くには日本庭園「好古園」もあり、四季折々の景観とあわせて、ゆったりとした時間を過ごせます。
姫路城は、JR・山陽電鉄の姫路駅から、まっすぐ伸びる大通りの正面にそびえ、徒歩圏内とアクセス抜群です。新幹線も停まるため、大阪や神戸、岡山方面からも訪れやすい立地。神戸の街歩きや有馬温泉とあわせて、世界遺産の名城を擁する姫路を、ぜひ訪れてみてください。
旅のメモ
- エリア
- 兵庫県姫路市
- 見どころ
- 世界遺産・姫路城・好古園・書写山圓教寺
- ベスト
- 桜・紅葉の季節
- あわせて
- 神戸の街歩きと