久能山東照宮。駿河湾を望む、徳川家康ゆかりの社
駿河湾を見下ろす久能山(くのうざん)に鎮座する久能山東照宮は、徳川家康が、その生涯を閉じたのち、最初に葬られた、由緒ある社です。日光東照宮に先立って造営された、家康ゆかりの聖地。海を望む絶景の参道と、極彩色に輝く絢爛な社殿——晩年を静岡で過ごした家康の、足跡をたどる旅をご案内します。歴史と絶景を、一度に楽しめる、静岡屈指のパワースポットです。
海を望む石段と、絢爛の社殿
久能山東照宮へは、駿河湾を望む、1159段の石段を上って参拝するのが、古くからの正式な道のりです(日本平からロープウェイでも参拝可)。石段を上るほどに、眼下に広がる海の絶景は、息をのむ美しさ。たどり着いた社殿は、極彩色の彫刻と、漆、金で飾られた、まさに東照宮建築の傑作です。日光に先んじて造られたこの絢爛な社殿は、国宝にも指定されています。家康の威光を、今に伝えています。
家康の足跡を、たどる
静岡(駿府)は、徳川家康が、幼少期を人質として過ごし、また将軍職を退いたのちの晩年を、大御所として過ごした、ゆかりの深い土地です。久能山東照宮とあわせて、復元された駿府城公園や、家康ゆかりの史跡をめぐれば、天下泰平の世を築いた、この偉人の生涯に、より深く触れられます。歴史好きならずとも、戦国から江戸へと続く、歴史のロマンを感じられるはずです。
歴史と自然を、楽しむ
久能山のふもとは、いちごの産地としても知られ、石垣を利用した「石垣いちご」の栽培が盛ん。シーズンには、いちご狩りも楽しめます。日本平からは、富士山と、駿河湾、三保松原を一望する大パノラマも。家康ゆかりの社と、駿河湾の絶景、そして味覚狩り——静岡の歴史と自然、食を、一度に満喫できます。お茶の里や、三保松原とあわせて、静岡の旅を楽しんでください。
家康と駿府、大御所の時代
徳川家康は、その生涯のうち、長い時間を駿府(現在の静岡市)で過ごしました。幼少期は今川家の人質として、そして将軍職を息子に譲ったのちは「大御所」として、この地で天下泰平の政治を取り仕切りました。久能山東照宮は、家康の遺言により、その死後最初に葬られた場所です。日光東照宮へ改葬されたのちも、家康公の御神霊はこの久能山にとどまるとされ、徳川家にとって特別な聖地であり続けました。国宝の絢爛な社殿は、家康への深い崇敬を物語っています。
駿府城公園など、家康ゆかりの史跡をあわせてめぐれば、戦国から江戸へと続く歴史のロマンを、より深く感じられます。
いちご狩りと、日本平の絶景
久能山のふもとは、石垣を利用した「石垣いちご」の産地として知られ、シーズンにはいちご狩りが楽しめます。また、久能山と向かい合う日本平からは、富士山と駿河湾、三保松原を一望する大パノラマが広がり、日本観光地百選にも選ばれた絶景スポットです。久能山東照宮へは、この日本平からロープウェイでもアクセスできます。
静岡市内へは、東海道新幹線でアクセス良好です。三保松原や静岡茶の里、富士の絶景とあわせて、家康ゆかりの社と駿河湾の眺め、味覚狩りを、心ゆくまで満喫してください。
旅のメモ
- エリア
- 静岡県静岡市
- 見どころ
- 久能山東照宮(国宝社殿)・駿河湾の眺め・日本平
- アクセス
- 石段かロープウェイで
- あわせて
- 三保松原・静岡茶と