長浜の黒壁スクエア

長浜と黒壁スクエア。湖北に栄えた、ガラスと城下のまち

琵琶湖の北東岸、滋賀・長浜(ながはま)は、豊臣秀吉が初めて城を構えた城下町を起源とする、歴史ある商家のまちです。その古い町並みを生かして生まれたのが、ガラスをテーマにした「黒壁スクエア」。黒漆喰の古建築が連なる通りに、きらめくガラスの店やギャラリーが並びます。歴史と新しい文化が溶け合う、湖北の長浜をご案内します。

古い商家を壊さず、生かす。長浜は、まちの人々の手で守られ、よみがえった、再生の物語の宝庫です。

黒壁スクエア|ガラスの街として再生

黒壁スクエアの中心となるのが、「黒壁ガラス館」です。もとは明治時代に建てられた銀行の建物で、黒漆喰の重厚な外観から「黒壁銀行」と親しまれてきました。取り壊しの危機にあったこの建物を、まちの人々が保存・活用し、ガラスをテーマにした店として再生させたのが、黒壁スクエアの始まりです。今では、周辺の古い町家にも、ガラス工房やショップ、カフェ、ギャラリーが集まり、散策が楽しい人気のエリアに。きらめくガラス細工を眺めたり、ガラス作りを体験したりと、見どころ満載です。古いものを大切にしながら、新しい魅力を生み出した、まちづくりの成功例として知られています。

長浜のガラス工芸
きらめくガラス細工。黒壁スクエアの魅力。

見どころ|城下町を歩く

長浜には、黒壁スクエアのほかにも、城下町や宿場町としての歴史を伝える見どころが点在しています。町歩きが楽しいまちです。

  • 黒壁ガラス館— ガラスの街のシンボル。多彩な作品が並ぶ。
  • 長浜城— 秀吉が初めて築いた城。歴史博物館として復興。
  • 大通寺・門前町— 風情ある参道と、歴史ある寺。

黒壁スクエア周辺には、ガラス工房だけでなく、和洋さまざまなショップや、地元の食材を生かした飲食店、甘味処などが軒を連ねます。古い町家の梁(はり)や土間を生かした店内は、それ自体が見どころ。きらめくガラスのアクセサリーを選んだり、吹きガラスやとんぼ玉づくりの体験に挑戦したりと、思い思いに楽しめます。職人の手から、熱く溶けたガラスが形を変えていく様子は、見ているだけでも引き込まれます。歩いて、見て、作って——五感で楽しめるまちです。

湖北の歴史と、まちの彩り

長浜は、秀吉が城下町を整備して以来、湖上交通や北国街道の要として栄えた、商業のまちです。その繁栄を物語る、古い商家や蔵が今も数多く残されています。曳山祭(ひきやままつり)で知られる豪華な曳山も、まちの富と誇りの象徴です。黒壁スクエアの界隈には、ガラス細工の店だけでなく、地元の食材を生かしたレストランや、和スイーツの店なども並び、食べ歩きも楽しめます。琵琶湖を望むのどかな風景と、歴史ある町並み、そして新しいガラス文化——さまざまな魅力が一度に味わえるのが、長浜の尽きせぬ魅力です。

めぐり方と、アクセス

長浜へは、JR北陸本線の長浜駅から徒歩圏内で、黒壁スクエアや町並みをめぐれます。京都や大阪、名古屋からもアクセスしやすい立地です。ガラス作りの体験は、予約しておくと安心。彦根城や、琵琶湖の景色とあわせて、滋賀の旅に長浜を組み込めば、歴史と文化をたっぷり楽しめます。古いものを大切にしながら、新しい魅力を育んできた長浜の町を、ぜひゆっくり歩いてみてください。

旅のメモ

エリア
滋賀県長浜市
見どころ
黒壁スクエア・長浜城・大通寺
名物
ガラス工芸・曳山祭
あわせて
彦根城・琵琶湖と
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