日本三名瀑・袋田の滝。四季で表情を変える水のカーテン
茨城県北、奥久慈の渓谷にかかる袋田の滝は、日光の華厳の滝、和歌山の那智の滝と並ぶ「日本三名瀑」のひとつ。高さ120メートル、幅73メートルという圧倒的なスケールで知られます。轟音とともに流れ落ちる巨大な水のカーテンは、まさに自然の芸術。四季折々にまったく違う表情を見せる袋田の滝の魅力を、ご案内します。
四度の滝|四段に流れ落ちる水のカーテン
袋田の滝は、岩肌を四段に分かれて流れ落ちることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれます。一説には、四季それぞれに一度ずつ訪れてこそ、その真の美しさがわかるからとも。トンネルを抜けた先にある観瀑台に立てば、轟音とともに広がる巨大な滝を間近に望め、しぶきの涼しさや、地響きのような迫力までも体感できます。エレベーターで上がる第二観瀑台からは、滝の全景を一望できます。
四季で変わる、滝の表情
袋田の滝は、季節ごとに驚くほど異なる顔を見せます。萌える新緑、燃えるような紅葉、そして厳冬期には滝全体が凍りつく「氷瀑(ひょうばく)」も。とりわけ、滝が真っ白に凍る氷瀑は、めったに見られない神秘的な光景です。夜のライトアップが行われる時期もあり、闇に浮かび上がる滝はまた違った幻想美をたたえます。何度訪れても、新鮮な感動に出会えるのが袋田の滝の魅力です。
奥久慈の自然を、めぐる
袋田の滝のある大子町(だいごまち)は、奥久慈の豊かな自然に恵まれた土地です。滝の周辺には、ハイキングコースや、紅葉の名所が点在し、自然散策が楽しめます。奥久慈しゃもや、りんご、こんにゃくといった地元の味覚も豊富。近くには温泉もあり、滝を楽しんだあとにゆっくりと体を癒すこともできます。雄大な滝と里の自然を、心ゆくまで満喫してください。
滝の楽しみ方と、アクセス
袋田の滝は、トンネルを抜けた先の観瀑台から、その雄大な姿を間近に望めます。第一観瀑台では滝のしぶきや轟音を体感でき、エレベーターで上がる第二観瀑台からは、四段に流れ落ちる滝の全景を一望できます。周辺には吊り橋や自然遊歩道も整備され、さまざまな角度から滝の美しさを楽しめます。足元が濡れていることもあるため、歩きやすい靴で訪れましょう。
滝へは、JR水郡線の袋田駅からバスやタクシーでアクセスします。紅葉や氷瀑の時期は混み合うため、早めの時間帯の訪問がおすすめです。
奥久慈の自然と、里の味覚
袋田の滝のある大子町は、奥久慈の豊かな自然に恵まれた里です。周辺にはハイキングコースや、月待の滝などの隠れた名所が点在し、自然散策が楽しめます。奥久慈しゃもや、奥久慈りんご、こんにゃく、そして香り高い奥久慈茶など、地元の味覚も豊富です。
近くには袋田温泉などの湯処もあり、滝めぐりのあとにゆっくりと体を癒せます。偕楽園のある水戸や、海沿いのあんこう鍋とあわせて、茨城の自然と食をめぐる旅を組み立ててみてください。四季それぞれに違う表情を見せる名瀑の感動を、ぜひ現地で味わってください。
旅のメモ
- エリア
- 茨城県大子町
- 見どころ
- 観瀑台・トンネル・つり橋
- ベスト
- 新緑・紅葉・氷瀑の季節
- 注意
- 歩きやすい靴で、防寒も