群馬県・自然

尾瀬の湿原。木道を歩く、水芭蕉と高原の楽園

群馬・福島・新潟にまたがる尾瀬は、本州最大級の高層湿原として知られる、自然の楽園です。「夏の思い出」の歌でも親しまれ、水芭蕉(みずばしょう)咲く湿原の風景は、多くの人の心に刻まれています。雄大な山々に抱かれ、木道をのんびり歩きながら、季節の花と澄んだ空気を満喫する——尾瀬ならではの、心洗われる体験をご案内します。

水芭蕉と、季節の花

尾瀬といえば、春から初夏にかけて咲く水芭蕉。雪解けの湿原に、白い清楚な花が点々と咲く光景は、まさに「夏が来れば思い出す」風景そのものです。夏にはニッコウキスゲが湿原を黄色に染め、秋には草紅葉(くさもみじ)が一面を金色に彩ります。季節ごとにまったく違う表情を見せる尾瀬は、何度訪れても新しい感動に出会えます。可憐な高山植物の数々が、訪れる人を出迎えてくれます。

木道を歩く、湿原ハイキング

尾瀬の湿原には木道が整備されており、貴重な自然を守りながら、誰でも安心してハイキングを楽しめます。広大な尾瀬ヶ原を貫く木道を歩けば、雄大な至仏山(しぶつさん)や燧ヶ岳(ひうちがたけ)を望み、池塘(ちとう)と呼ばれる池が点在する、雄大な湿原の風景が広がります。空が広く、どこまでも澄んだ空気に包まれる時間は格別。自然のままの尾瀬を、五感で味わえます。

自然を守りながら、楽しむ

尾瀬は、マイカー規制や入山ルールによって、その貴重な自然が大切に守られています。本格的な装備は必要ありませんが、歩きやすい靴と、天候に備えた装備は欠かせません。山小屋に宿泊して、星空や朝もやの幻想的な風景を楽しむのもおすすめです。草津温泉などとあわせて、群馬の雄大な自然を満喫する旅へ。尾瀬の美しさは、訪れる人の心に、忘れがたい記憶を残してくれます。

尾瀬へのアクセスと、入山口

尾瀬は、群馬・福島・新潟の三県にまたがり、複数の入山口があります。群馬側の鳩待峠は、もっとも一般的で、尾瀬ヶ原へのアクセスがよい玄関口。福島側の御池や、新潟側の入山口からも、それぞれ異なる風景を楽しめます。自家用車での乗り入れが規制されている期間があり、麓の駐車場からシャトルバスや乗合タクシーに乗り換えて入山するのが基本です。事前に交通規制やバスの時刻を確認しておくと安心です。

日帰りでも十分楽しめますが、山小屋に一泊すれば、朝もやに包まれる幻想的な湿原や、満天の星空という、特別な尾瀬の表情に出会えます。

尾瀬を歩く、心得とマナー

尾瀬の貴重な自然は、多くの人の手で大切に守られてきました。植物を傷つけないよう木道から外れて歩かない、ゴミは必ず持ち帰る、といったルールを守ることが、この美しい風景を未来へ残すことにつながります。本格的な登山装備は必要ありませんが、歩きやすい靴と、天候の変わりやすい山の気候に備えた雨具や防寒着は欠かせません。

尾瀬へは、関東からのバスツアーや、上越方面からのアクセスが便利です。草津温泉などとあわせて、群馬の雄大な自然を満喫する旅へ。木道を歩きながら出会う、季節の花と澄んだ空気は、忘れがたい記憶を心に刻んでくれます。

旅のメモ

エリア
群馬県片品村ほか(福島・新潟にまたがる)
見どころ
水芭蕉・ニッコウキスゲ・尾瀬ヶ原の木道
ベスト
水芭蕉は初夏、草紅葉は秋
注意
歩きやすい装備で/入山ルールを確認
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