福岡県・工芸・茶

八女茶と小石原焼。福岡に息づく、お茶とやきものの手しごと

都会的な印象の福岡ですが、少し内陸へ入れば、お茶や、やきものの里が広がっています。手間ひまかけた、手しごとが、暮らしの中の美を、支えています。最高級の玉露で名高い、八女茶(やめちゃ)と、素朴な美しさの、小石原焼(こいしわらやき)——福岡に息づく、お茶づくりと、やきものの手しごとをご案内します。歴史ある、ものづくりの里で、本物の美に触れる旅です。

八女茶|最高級の玉露を生む、茶の里

福岡・八女(やめ)は、全国でも有数の、高級茶の産地です。とりわけ、玉露(ぎょくろ)は、濃厚な、旨みと、とろりとした甘みで知られ、その品評会で、たびたび、日本一に輝いています。山あいに広がる、茶畑の風景は、美しく、清々しいもの。ていねいに淹れた、一杯の玉露は、お茶の概念が変わるほどの、奥深い味わいです。茶畑をめぐり、八女茶の、奥深い世界に、触れることができます。

小石原焼と、暮らしの器

「飛び鉋(とびかんな)」や「刷毛目(はけめ)」といった、独特の幾何学模様が美しい、小石原焼は、素朴で、温かみのある、日用の器です。ろくろを回しながら、道具を当てて、規則的な模様をつける技法は、まさに、職人の技。隣接する、上野(あがの)焼とともに、民藝(みんげい)の心が息づく、やきものとして、暮らしに、寄り添ってきました。窯元をめぐり、お気に入りの器を探すのも、楽しみです。

福岡の、手しごとに触れる

八女は、お茶だけでなく、提灯(ちょうちん)や、仏壇、和紙といった、伝統工芸も盛んな町です。古い町並みも残り、散策が楽しめます。これらの、手しごとに触れれば、福岡の文化の、奥深さを、より深く感じられます。博多のグルメや、太宰府の参拝とあわせて、お茶と、やきものの里をめぐる、福岡の、もうひとつの魅力を、ぜひ、発見してください。手しごとの温もりに、心が和みます。

八女茶の歴史と、玉露の里

八女のお茶づくりは、室町時代に明から茶の製法が伝えられたことに始まると伝わり、600年近い歴史を持ちます。山あいの霧が立ちこめる気候と、肥沃な土壌が、上質な茶葉を育てる理想的な環境となりました。とりわけ、新芽に覆いをかけて、じっくり旨みを蓄えさせる玉露は、八女が全国に誇る最高級茶。その品評会では、たびたび日本一に輝いています。とろりとした甘みと、濃厚な旨みは、お茶の概念が変わるほど。八女には、こうした手間ひまをかけた手しごとが、暮らしのなかの美を支えてきた歴史が息づいています。

「飛び鉋」や「刷毛目」の幾何学模様が美しい小石原焼など、八女周辺は素朴で温かみのある、やきものの里でもあります。

八女のめぐり方と、アクセス

八女は、お茶やきもののほか、提灯や仏壇、和紙といった伝統工芸も盛んな町です。白壁の土蔵が残る古い町並みの散策も楽しめます。茶畑をめぐり、淹れたての玉露を味わい、窯元で器を探す——手しごとの温もりに触れる旅が叶います。

八女へは、博多方面から車やバスでアクセスできます。博多のグルメや太宰府天満宮の参拝とあわせて、お茶とやきものの里をめぐる、福岡のもうひとつの魅力を、ぜひ発見してください。本物の美に触れる、奥深い旅になります。

旅のメモ

エリア
福岡県八女市・東峰村ほか
名物
八女茶(玉露)・小石原焼・上野焼
体験
茶摘み・作陶体験
あわせて
博多グルメ・太宰府と
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